私はなぜ、大学を卒業し介護職を選択したのか?
- 作者: 箕輪厚介
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2018/08/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ときが経つのは早いものだな感じます。
この8年間、介護の仕事に携わる中で、本当にいろんなことがありました。
この仕事を始めた当初、同僚や利用者の方、友人らから決まって同じような質問を受けました。
それは、「なんで、大学の法学部を卒業して介護の仕事選んだの?」というもの。
介護という職業は、みなさんご存知のとおり、4K(キツい、汚い、危険、給料が安い)と揶揄され、残念ながらあまりよい仕事とは世間的にみられていません。介護施設に就職が決まりましたと親戚のおじさんに話したら、「大学まで行って、介護なんてもったいない」と呆れたような顔をされて言われました。
そうした、質問に対し、入職当時自分なりのはっきりした根拠を持っておらず、「なんでかな?」とはぐらかしていました。
実をいうと学生時代の私は、対人恐怖症の気があり、面接など極度の緊張をしいられる場面になると、頭が真っ白になったり、声がつまり、上手く喋ることができず、就職活動が上手くいきませんでした。そんななか、介護の仕事は人手不足という話を聞いていたため、それだったらこんな私でも採用して頂けるのではないか?という考えから採用面接を受け、就職するに至りました。
そういう就職経緯ですから周りのみんなから「なんで?なんで?」と聞かれても、上手く答えることができませんでした。
ですが8年間働いた今、わたしがこの仕事をなぜ選びなぜ続けているのか、ひとつはっきりと言えることがあります。
それは、介護は人の幸せについて最も深く考え、人を最も幸せにできる素晴らしい仕事であるということ。
このブログでは、不定期ではありますが、私が介護士として働く中で感じたことなどを通じて、幸せについて様々な角度から考えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。